消費者・経済教育 国際セミナー2000
設立10周年記念行事

平成12年8月3日(木)〜4日(金)にかけて、国立オリンピック記念青少年総合センター・国際会議場にて
 米国よりDr.ロバート・ハリス、Dr.グェン・ライシュバック両氏を講師にお迎えして、
ワークショップとシンポジウムが行われました。
講義については、『消費者・経済教育のニューフロンティア』として、当センターより出版しています。


8月3日(木) ワークショップ
10:30 全体あいさつ (小久保茂昭 10周年事業実行委員長)
10:40〜11:50 経済的なものの見方考え方T 意思決定のための経済学 (講師:ロバート・ハリス)
11:50〜13:00 昼食
13:00〜14:10 消費者教育指導法 (講師:グェン・ライシュバック)
14:20〜15:20 批判的思考と意思決定 (講師:グェン・ライシュバック)
15:30〜16:30 経済的なものの見方考え方U ミクロ経済 (講師:ロバート・ハリス)
8月4日(金) ワークショップ、シンポジウム、実践表彰(学校対象)表彰式
10:00〜10:55 フィナンシャルプランニング (講師:グェン・ライシュバック)
10:55〜11:50 経済的なものの見方考え方V マクロ経済 (講師:ロバート・ハリス)
11:50〜13:00 昼食
13:00 シンポジウム開会挨拶・来賓挨拶 (宇野政雄理事長、経済企画庁、文部省)
13:15〜14:15 基礎講演T 「世界に広がる市場経済と経済教育 Economics International と経済学習のスタンダード」 (講師:ロバート・ハリス)
14:20〜15:20 基礎講演U 「消費者教育の新しい動き 消費者市民の育成を目指して」 (講師:グェン・ライシュバック)
15:35〜16:30 パネルディスカッション
・パネリスト:ロバート・ハリス、グェン・ライシュバック、浜野崇之(宮崎公立大学教授)
・解説:小木紀之(名古屋経済大学教授)
・コーディネーター:山岡道男(早稲田大学教授)
17:00〜18:30 レセプション (レセプションホールにて)
実践表彰(学校対象)表彰式など
※会場:国立オリンピック記念青少年総合センター 国際会議場
<講師紹介>

ロバート・ハリス (Dr. Robert Harris)

 Indiana University-Purdue University Indianapolis(インディアナ大学・パデュー大学インディアナポリス校)教授で同校経済教育センター所長。センターでは州内の教員のために経済教育セミナーを年数回開催し、教員再教育や教材開発に取り組んでいる。NCEE(アメリカ経済教育協議会)とNAEE(アメリカ経済教育者協議会)の理事。国際的な活動としてはNCEEのEconomicsInternationalに携わり、ロシア、東欧、中央アジアなどの旧社会主義国において、小中高大学の教員や教師教育関係者に対する経済教育セミナーの講師を担当。ルーマニア、ポーランド、エストニア、ロシア、アゼルバイジャン、キルギスタン、カザフスタンなど市場経済に移行する国々で経済教育セミナーを行った。 

グェン・ライシュバック(Dr. Gwen Reichbach)

 東ミシガン大学のアメリカNICE(National Institute for Consumer Education)所長。10年前の当支援センター発足時に開催された消費者教育教員セミナーの講師の1人で、アメリカ流消費者教育を紹介し、参加者に大きな感銘を与えた。専門は消費者教育、Personal Finance(家計管理)で、アメリカNICEにおいても、ファイナンシャル・プラニングやファイナンシャル・カウンセリング のセミナーを主催し、「ファイナンシャル・プラニングの実際」、「家計管理・クレジット」などを担当している。

山岡道男

 早稲田大学アジア太平洋研究センター教授。専門はアジア太平洋経済関係史及び経済学教育。とくに経済教育に関しては当支援センター出版物を初め、著書多数。

<講演の様子>
講演風景1
Dr. グェン・ライシュバック氏の講演風景
:プレゼンテーションソフトを使ってわかりやすく消費者教育、フィナンシャルプランニングについて解説。
講演風景2
Dr. ロバート・ハリス氏の講演風景
:経済的なものの見方考え方を習得するためのアクティビティ(活動)を実際に行っている様子です。写真は、“クリップ”を用いた「共有地の悲劇」についてのアクティビティ。


© National Institute on Consumer Education NICE JAPAN 2000